
2025.08.15
皆さん、こんにちは。街の屋根やさん土浦店です! 石岡市で、和室の天井に雨染みが見つかり、防水工事と塗装工事を行ないました。 ▼前回のブログはこちら 石岡市で、庇(ひさし)と雨戸を塗装!錆びの発生を抑える下地材を使用 本日は全ての工事後に、漏水がないか調査したときの様子をご紹介しま…

棟瓦や漆喰の傷みが、雨漏りの引き金になることも——
行方市では、瓦屋根の住宅で雨漏りのご相談をいただくことが増えてきました。
屋根のてっぺんにある「棟(むね)」は、風雨にさらされることが多く、特に漆喰のひび割れや崩れ、瓦のズレが進行すると、わずかなすき間から雨水が屋根内部へ入り込んでしまうのです。
見た目は大きな異常がなくても、じわじわと木部を傷めたり、室内にシミができたりといった被害につながるケースもあります。
今回は、行方市で実際にあった「漆喰の劣化・棟瓦からの雨漏り」事例を中心に、その他にもよくある雨漏りの原因として、【棟板金】【笠木】【防水層】に関する事例もあわせてご紹介します🔍🏠
屋根の最上部に取り付けられている「棟瓦(むねがわら)」は、風雨の影響を受けやすい場所であり、他の部分よりも早く傷みが進む傾向があります🌬️☔
この棟瓦は、和瓦だけでなく、モルタル瓦などの洋瓦にも幅広く使用されています。
特に、漆喰(しっくい)を使って瓦を固定している屋根では、漆喰の剥がれやひび割れがあるだけでも、その隙間から雨水が入り込んでしまうことがあります。
一度水が内部に浸入すると、屋根下地の木材が腐食してしまったり、室内への雨漏りにつながったりと、大きな被害へと発展する可能性も…。
こうしたトラブルを防ぐためにも、定期的な点検と早めのメンテナンスがとても重要です🕵️
・棟の漆喰が崩れて、破片が地面に落ちている
・強風のあと、室内の天井に雨が当たるような音が聞こえる
・雨が降った後、2階の壁や天井に湿ったようなシミが現れる
スレート屋根の場合、屋根の頂上部分には「棟板金(むねばんきん)」と呼ばれる金属板が取り付けられています🏠
この棟板金は、屋根の継ぎ目から雨水が侵入しないよう保護する、非常に重要な役割を担っています。
ただしこの部分は、屋根の中でも特に風の影響を受けやすい場所であり、年数が経つにつれて劣化が進みやすい箇所でもあります。
スレート屋根では、棟板金がビス(ネジ)で固定されていることが多いのですが、夏と冬の温度差で金属が膨張・収縮を繰り返すうちに、少しずつビスが緩んでしまうことがあります。
その結果、台風や強風の際に板金が浮いたり、外れてしまったりするトラブルが発生することも💥
被害が大きくなる前に、ビスのゆるみや板金の浮き・サビなどを定期的にチェックし、早めに補修を行うことが大切です🔧
・棟板金が浮いて見える
・ビスや釘が抜けてしまっている
・風が吹くと「パタパタ」「ヒューヒュー」と異音がする
・屋根の一部に棟板金が見当たらない
ベランダの手すりに取り付けられている「笠木(かさぎ)」と呼ばれる板金部分は、実は雨漏りの原因となりやすい場所のひとつです💧
中でも特に気をつけたいのが、手すりと外壁の接合部分、そして笠木の継ぎ目や端部、これらはシーリングの劣化が起こりやすい箇所でもあります。
こうした部分が劣化すると、防水シートの機能も低下し、雨水が外壁の内部へと染み込んでしまう恐れがあります☔️
実際に、ビスや釘の周囲から雨水が侵入したり、笠木のズレやサビがきっかけとなって雨漏りにつながった事例もあります。
表面上は問題がないように見えても、小さな隙間からじわじわと水が建物内部に入り込んでしまうため、注意が必要です。
ベランダまわりの防水処理は、見えにくい部分まで丁寧に施工することがとても大切です🔍
雨のあと、ベランダの真下にある部屋の天井が濡れていた
手すりのつなぎ目やビスのまわりから、水がしみ出していた
雨漏りが長期間続き、柱の木材が腐りかけていた
ベランダ内部が腐食し、最終的に解体や撤去が必要になってしまったケースも…
笠木部分からの雨漏りは、気づいたときにはすでに建物内部に深刻な被害が広がっていることも少なくありません。
少しでも不安を感じたら、まずは専門業者による点検・調査を受けてみることをおすすめします。
防水層の立ち上げ処理が不十分で、外壁側から雨水が回り込んでしまう🏠
勾配がしっかり取れておらず、排水がうまく機能していない🚫💦
トップコートだけの施工で、防水層自体が施されていない😱
防水層は経年劣化によるひび割れや膨れなどでも雨漏りの原因になりますが、意外と多いのがこうした施工不良によるトラブルです。
特に立ち上がり部分に防水がしっかりと施されていないと、目に見えないうちに内部まで水がまわり、雨漏りが発生することがあります。
見た目では問題がなさそうに見えても、実際には施工ミスが潜んでいるケースもあるため注意が必要です。
さらに、原因をはっきり突き止めないまま補修を繰り返してしまうと、かえって症状が悪化してしまう可能性も…。
だからこそ、防水層の不具合は「きちんとした調査」による原因の特定がとても重要です。
雨漏りの対処で大切なのは、どこから水が入り込んでいるのかを正確に把握することです。
特にベランダや屋根、外壁などは構造が複雑なため、専門知識と経験を持った業者による現地調査が欠かせません。
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