🔍現地調査｜屋根上で判明した“誤った補修と排水不良”

平屋の建物ということもあり、
お客様に許可をいただいたうえで屋根に上り、天窓の状態を直接確認しました。

すると、最初の確認段階で 重大な問題 が見つかりました。

① 水切り部分にコーキングがベッタリ

本来、水を流すための「水切り」部分が、
コーキング材で塞がれてしまっていました。

水切りは【水を逃がすために存在する部材】です。

そこをふさいでしまうと…
✔ 水が滞留する
✔ 雨が逆流する
✔ シーリングへ過剰な負担
✔ 雨漏りが加速

という悪循環に陥ります。

つまり、
“良かれと思って”行った補修が逆効果になっていた状態
でした。

💧散水調査で雨漏り箇所を特定｜複数箇所からの漏水

① 天窓ガラス面のシーリング劣化

② 天窓上部の水切りの取り合い

③ 屋根材のサビによる雨水侵入

🧐「3年前に屋根塗装した」と聞いて驚愕…

お客様に屋根について詳しく伺うと、
「3年前に屋根塗装をした」とのこと。

しかし、実際の状態は…

• すでに塗膜が剥がれ

• サビが多数発生

• 下地劣化の疑い

• 雨を吸い込んでいる箇所も

とても 3年以内に塗装したとは思えないレベル でした。

本来、塗装前に下地が傷んでいれば、
「塗装では改善できません」
と説明するべきです。

しかし、お客様に確認したところ、
そういった説明は全くなかった とのこと。

これは非常に問題で、
“下地の腐食が進んでいる屋根を塗装だけで仕上げる”
のは、ただの表面処理にすぎません。

その結果、今回のように
短期間で劣化が再発 → 雨漏り
につながってしまいます。

🏚 現在の状態で考えられるリスク

今回確認した範囲だけでも、以下のリスクが考えられます👇

⚠ 下地木材の腐食

サビの進行は木下地まで影響します。

⚠ 穴あきによる大量漏水

金属屋根の劣化が進むと、台風時に一気に水が入る可能性も。

⚠ 天窓取り合い部からの再発リスク

応急処置だけでは長期持続しない。

⚠ 塗装では根本改善にならない

下地の劣化が進んだ屋根に塗装をしても無意味です。

💡 お客様へ現状を丁寧にご説明

私たちは、ただ補修をするだけではありません。

• なぜ雨漏りしたのか

• 今どういう状態なのか

• 根本解決にはどの工事が必要か

これらを写真を使って丁寧にご説明しました。

そのうえで、今回は
「天窓周辺の応急処置のみを行う」
という判断に。

本格的な対策として
屋根カバー工法（ガルバリウム鋼板の重ね葺き）
を将来的な選択肢としてご提案しました。

🛠 今回の施工内容（応急処置）

① 水切り奥のルーフィング浮きをコーキング補修

② ガラス面シーリングの打ち替え

🏡 長期的な対策は「屋根カバー工法」

お客様にもお伝えしましたが、
今回の屋根は「応急処置では限界が来るタイプ」です。

屋根カバー工法がおすすめの理由

• 既存屋根の上に防水シート＋新しい金属屋根

• 断熱・遮熱性能UP

• 雨漏りリスク大幅軽減

• 20〜30年の耐久性

• 廃材が少なくエコ

石岡市は夏も冬も気温差が大きい地域なので、
ガルバリウム鋼板屋根との相性がとても良いです。

😊 お客様のご感想

応急処置後、お客様からは…

「しっかり原因を説明してもらえて納得できた」
「前回の業者よりずっと丁寧で安心した」
「次に屋根工事する時はお願いしたい」

というありがたい言葉をいただきました。

雨漏りは不安なものですが、
その不安をひとつずつ解消していくことが大切だと考えています。

🔚まとめ｜今回の施工のポイント

• 石岡市で天窓から雨漏りのご相談

• 水切りを誤って塞いだ補修が原因の一つ

• 散水調査で複数の漏水箇所を特定

• 3年前の屋根塗装では不十分で下地劣化が進行

• 応急処置のみ実施

• 長期的には屋根カバー工法が必要な状態

• お客様にも状況を明確に説明し納得いただけた

📞 石岡市で天窓・屋根の雨漏り調査はお任せください

「どこが原因か分からない…」
「前に工事したけど、また雨漏りしてきた…」

そんな方でも大丈夫です。

✔ 雨漏り鑑定士が原因を特定
✔ 散水調査対応
✔ 写真付きの丁寧な説明
✔ 無理な工事提案は一切なし

石岡市・かすみがうら市・土浦市で雨漏りにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。