土浦市にお住まいの皆様、最近雪が降り、強風の日も多いかと思いますが、屋根の点検は行っておりますでしょうか。

　雪が降ると屋根にも負担がかかります。
雪の重みや凍害により、屋根材が割れてしまったり、雨樋が曲がってしまったり、屋根を留めている釘が外れてしまったりします。
一部分にかかる負荷が大きくなると、大きな破損につながってしまうのです。

　強風によっても同じく屋根は被害を受けやすいです。
最も多いのが、屋根の頂上部分に位置する棟板金が浮いてしまったり、飛ばされてしまうことです。
棟板金とは、屋根面と屋根面が交差する場所にできる隙間を埋める目的で作られている部分のことです。
スレート屋根や金属屋根などの屋根に使用されています。
通常は釘やコーキングでしっかり固定されているものなのですが、数年経過すると紫外線などの影響も受け固定が緩んできてしまい隙間から風が吹き込み破損につながってしまうのです。

　瓦屋根もしっかり固定されていないと強風によって吹き飛ばされてしまいます。
昔ながらの瓦屋根は屋根材が噛み合わさることによって固定力を得ています。少しずれてしまうだけでも固定力が緩んでしまうのです。
瓦が風で飛ばされてしまうと窓ガラスや外壁の破損や近隣の住宅への被害にも繋がってしまいます。
　こういった大きな被害が起きる前に瓦のズレや歪みが生じていないか確認してもらい、しっかり固定しておくことが大切なのです。

　現在、新築の住宅では、スレート屋根が多く使われています。風に強く強度もあり、耐振性があります。
ですが、こちらの屋根でも適切な時期にメンテナンス、塗装を行っていないと強度もなくなり、強風によって屋根が飛ばされてしまうこともあるのです。