「最近、屋根から白い粉のようなものが落ちてきて…これって大丈夫なんでしょうか？」

土浦市にお住まいのお客様から、このようなご相談をいただきました。さらにお話を伺うと、
「外壁も、ヒビが広がってきていて気になるんです」とのこと。
屋根と外壁、どちらも住まいを守る大切な部分ですので、さっそく現場調査を行いました。

ドローンと赤外線カメラでしっかり診断

調査にはドローンと赤外線カメラを使用しました。ドローンで屋根全体を撮影することで、普段は見えない棟（屋根の頂上部分）や瓦の隙間まで確認できます。また赤外線カメラを使うと、外壁の内部に水が入り込んでいないか、温度差から見分けることができます。

瓦屋根の漆喰が剥がれている状態を確認

屋根の調査では、瓦屋根の棟部分の漆喰が剥がれているのを確認しました。漆喰とは瓦と瓦のすき間を埋めて固定する白い素材のことで、雨や風から家を守る役割があります。この漆喰が劣化すると、瓦のズレや雨漏りの原因につながります。今回の「白い粉が落ちてきた」という症状は、漆喰が風化して崩れたものでした。

外壁にはベランダ下にひび割れを発見

さらに外壁を確認すると、ベランダ下部の外壁にひび割れがあり、水がしみ出している様子も見られました。
外部だけでなく内部に浸入している可能性も高く、ほかの外壁部分にも細かなひび割れが発見されています。

外壁のひび割れは放置すると雨水が内部に浸入し、柱や断熱材を傷める可能性があるため、早めの補修が必要です。

「どうやって直すのがベスト？」に対するご提案

お客様から「どうやって直すのがベストなんでしょうか？」とのご質問をいただきました。そこで、屋根と外壁それぞれにいくつかの補修プランをご提案しました。

漆喰補修の2パターン

1. 漆喰詰め直し
   　既存の瓦をそのまま活かし、劣化した漆喰だけを取り除いて新しい漆喰を詰め直す方法。費用を抑えられるのがメリットです。

2. 棟の取り直し（ガイドライン工法）
   　棟瓦を一度取り外し、新しい漆喰と固定金具で積み直す工法です。耐震性に優れており、大きな地震にも強いのが特長です。

今回は屋根面積が広く、予算とのバランスを考え、お客様は「漆喰の詰め直し」を選ばれました。

外壁補修の4プラン

1. ラジカル制御型シリコン
   　コストを抑えつつ、ある程度の耐久性を持たせたい方におすすめ。

2. シリコンREVO1000
   　耐久性と美観のバランスが良く、長持ちと見た目の美しさを両立したい方に最適。

3. 超低汚染リファインSI-IR
   　汚れに強く、遮熱効果もあるため夏場の室温上昇を抑えたい方に人気。

4. GAINA（ガイナ）
   　断熱性が非常に高く、夏の暑さや冬の寒さを和らげたい方におすすめ。

お客様は「塗ったあとにできるだけきれいな状態が長く続くものがいい」とのご希望から、耐候性と美観性に優れたシリコンREVO1000をお選びいただきました。

調査から補修までトータルでサポート

今回のように、屋根の漆喰の劣化や外壁のひび割れは、住まいの寿命に大きく関わる重要なサインです。ドローンや赤外線カメラを用いた調査で正確な状況を把握し、複数の補修プランを比較することで、安心して最適な工事を選んでいただけます。

「もしかしてうちも同じような状態かも？」とご不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。調査からお見積もりまで無料で承っております。

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