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現場ブログ
かすみがうら市で訪問業者に「屋根が剥がれてる」と指摘されたパミール屋根の現地調査へ

パミール屋根には塗装できません！正しい提案・施工ができる業者選びが大切！

こんにちは。街の屋根やさん土浦店です。

かすみがうら市の方よりスレート屋根材の調査についてお問い合わせ頂きました！

ご自宅へ屋根リフォーム業者が訪ねてき、「屋根が剥がれていますよ！無料で調査・点検・見積もりをするので屋根に登らせてください」と言ってきたそうです💦

訪問業者は見極めが重要！

悲しいことにリフォーム業者には、
「今契約するなら〇万円値引きます！」
「早く修理しないと大変なことになります！」
屋根の現状をしっかり調査せず、お客様の要望も聞かず、無理に契約を急かしてくる悪徳な業者もいます。
屋根の工事には高額な費用がかかることも多いため、慎重に業者選びをすることがとても大切💡

関連記事：屋根の点検商法に注意！事例とトラブル回避方法

かすみがうら市のお客様の対応は「後日また出直してほしい」とご主人がいらっしゃるときに来てくださいと伝えたそうです。
正しい判断です✋✨
屋根に登ってわざと屋根を剥がしたりする業者もいるので、屋根の調査には高所カメラを使用したり、ドローンでの調査がベストです！（ドローンによる調査は地域によっても不可能な所もあります）

その訪問業者が「塗装」の見積書を置き帰っていったそうです。

そしてほかの業者にも確認したいと街の屋根やさん土浦店にも調査してもらいたいとご相談頂いたのです📞

現地調査へ

お問い合わせ後、高所カメラを持参し調査へお伺いしました！

剥がれていた屋根とは…

屋根が剥がれているといわれていたスレート…
屋根材一枚一枚、下端の小口を中心に徐々に剥離している状態でした。
このような劣化症状が現れるのは「パミール」という屋根材です。

パミールとは

ニチハのスレート屋根「パミール」は、1990年代から2000年代初頭にかけて販売された屋根材で、軽量で施工が容易な点が特徴です。
しかし、経年劣化により層間剥離が起こりやすいことが問題視されており、雨漏りや屋根材の剥がれが発生するケースが報告されています⚠
このため、現在ではカバー工法によるリフォームが推奨されています。「パミール」の劣化は屋根全体の耐久性に影響を及ぼすため、早めの点検と適切な対策が重要です☝

こんな劣化症状の屋根は「パミール」かも⁉

かすみがうら市のお客様の屋根のように下端が剥離してミルフィーユ層の様になってくるのが特有の劣化症状です💡
ご自宅の屋根材がスレートだけどどこのメーカーのなんていう商品かわからない…という方は屋根の劣化に気付いたらこんな症状がないかチェックしてみてくださいね！

パミール屋根は塗装ができない屋根材

かすみがうら市のお客様宅に訪れた屋根業者は「塗装」の見積もりを置いて帰りましたが、これは大間違いの工事内容です😡

なぜなら上記でもお伝えした通り、パミールは経年劣化により層間剥離が進行し、表面が剥がれやすくなるため、塗装を施しても下地の不安定さから十分な密着性が得られません✋
そのため塗装はNGの屋根材なんです！
たとえ塗装で一時的に見た目を改善しても、内部の劣化は進行し続けるため、根本的な解決にはならないのです⤵

パミール屋根のメンテナンス方法として正しいのはカバー工法や屋根材の交換なんです！