現場調査

現場調査・建物状況の確認

まずは現地調査を実施。
屋根の材質や状態、劣化の程度を確認し、高所の点検には高所カメラを使用しました。

工事開始

足場設置

工事開始にあたり、まずは建物全体を囲むように足場を設置しました。
安全に作業を進めるためにはもちろんのこと、飛散防止シートの設置など近隣への配慮も徹底しています。
また、塗装の精度を高めるためにも、安定した作業環境を確保することが大切です。

洗浄作業

塗装前の大切な下準備として、高圧洗浄機を使用して屋根全体をしっかり洗浄しました。
長年にわたって蓄積されたホコリ・苔・カビ・サビ・古い塗膜などを丁寧に除去することで、
このあとの下塗り材がしっかり密着し、塗膜の耐久性が大きく向上します。

塗装の美しさや持ちを左右する、重要な工程のひとつです🧽✨

下塗り（サビ止め）

今回の屋根は金属製の折半屋根だったため、下塗りには防錆効果の高いサビ止め塗料を選定。
金属表面に直接塗布することで、酸素や水分との接触を遮断し、サビの発生を防止します。

また、このサビ止め塗料は仕上げ塗料との密着性も高く、上塗り後の剥がれや浮きも防ぐ効果があります。
長持ちする屋根塗装のためには、こうした“見えない下地づくり”が非常に重要です🔧🎨

中塗り・上塗り（色分け施工）

今回はお客様のご要望により、中塗りと上塗りであえて異なる色を使用する「色分け施工」を採用しました🎨

この方法には以下のようなメリットがあります：

• 塗り残しの防止：色の違いで未施工箇所が一目で分かるため、ムラなく仕上げられます。

• 工程確認のしやすさ：どこまでが中塗りか、上塗りかが明確になるため、職人間でも進捗が共有しやすくなります。

• 手抜き防止：外から見てもきちんと2回塗りされていることが分かりやすく、品質管理にもつながります。

このような色分け施工は、公共工事などでも品質管理の一環として用いられる信頼性の高い手法です。

なお、使用した塗料はいずれも同一メーカー・同グレードの高耐久塗料で、性能や仕上がりに差は一切ありませんのでご安心ください💡

色分け施工の補足

通常は中塗り・上塗りともに同色で仕上げますが、今回はご要望により色分けを採用しました。
見た目の段階でも「しっかり塗られているか」が分かりやすくなり、お客様にも安心していただける方法です。

破風板塗装：鉄部のためしっかり防錆処理

今回の破風板は金属製のため、通常の木部用塗装とは異なり、サビの発生を防ぐ処理が必須となります🧰

ケレン（目荒らし）作業
　サビや旧塗膜をしっかり除去すると同時に、表面に細かな凹凸をつけて、塗料の密着性を高めます。

下塗り：サビ止め塗料の塗布
　金属の腐食を防ぐため、専用の防錆下塗り材を全体に均一に塗布。今後のサビの発生を抑える大切な工程です。

上塗り2回施工
　高耐候性の塗料を使用し、色ムラのない美しい仕上がりに。2回塗ることで塗膜の厚みも確保され、耐久性が向上します✨

鉄部は放置するとサビから穴あきにつながるリスクがあるため、下地処理から仕上げまでの丁寧な施工が大切です。

セキスイハウスの金属屋根（折半屋根）は、紫外線や雨風の影響を受けやすいため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。

今回は早めにご相談いただいたことで、屋根全体にサビが広がる前に対応でき、美観と耐久性をしっかり確保することができました。

また、遮熱効果のある塗料を採用したことで、夏場の室温上昇も抑えられる仕上がりになっています😊

さらに今回は、鉄部である破風板も塗装を実施。
ケレン（目荒らし）→サビ止め→上塗り2回の工程で、長持ちする塗膜に仕上げました。

「屋根の色あせが気になる」「遮熱塗料に興味がある」
そんな方は、まずは無料点検・ご相談からどうぞ📞📩