小美玉市、太陽光が載ったスレート屋根の現地調査。屋根一面に苔が、雨樋にも草が生えていました
お伺いした小美玉市の現場は、以前別の物件の塗装をしていただいたお客様からご依頼いただきました。
建物は築30年を超え、太陽光パネルが搭載されているとお聞きしていました。
スレート屋根で気になるところは、色褪せとのことです。
早速現地にお伺いいたしました。
太陽光が載っているのは日当たりのいい南面と東面です。
モスグリーン色の屋根が色褪せて黄色っぽくなっていますね。
北面は太陽の光が当たりにくい面です。
一面に苔が生えていました。
スレート屋根に苔が生えるのは、防水性が低下しているサインです。
セメントに繊維材を混ぜて成型・塗装をしたスレート屋根瓦は、経年により塗膜が劣化していきます。
塗膜が劣化すると、防水性も低下し、水を吸い込み、苔の胞子が付着すると苔が生えて広がっていきます。
苔はメンテナンスのサインですね。
棟板金には汚れがついていました。
スレート屋根の棟板金は、釘浮きの心配があるのですが、こちらの小美玉市の現場ではボルトでがっちりホールドしてあったので、浮きの心配はありませんでした。
スレート屋根には全体的に苔とカビが広がっています。
雨どいには土埃が蓄積していました。
ボックスで蓋がないタイプは、風により土埃が運ばれてきます。
土や葉は詰まりの原因にもなるため注意が必要です。
一部、雨どいに草が生えていました。
雨どいに溜まった土に、草が生えるのは珍しいことではありません。
小さな場所で良く植物が育つものだといつも感心してしまいますが、本来は雨水が流れるところに植物があると、水が正常に流れずに、雨漏りを引き起こす可能性もあります。
高所の作業となるので、撤去する際はご自身で登らずに、屋根塗装や太陽光の設置のついでや業者による清掃などで足場がある状態でおこないましょう。
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