取手市で屋根のドローンによる雨漏り点検・応急処置をしました。
取手市のお客様から雨漏りがしているので点検して欲しいとのご連絡をいただきました。
しばらく空き家にしていたとの事でご心配されていました。
早速現地に伺ったところ屋根が浮いている様子です。
しっかりと状況を確認する為、ドローンを飛ばしました。
点検をしたところ、思っていたよりも事態は深刻でした。
屋根は浮いているどころか半分くらいめくれ上がっていて今にも飛ばされそうな状態です。
宅内にもかなりの雨漏りが発生していて状況は良くありませんでした。
空き家にしていた為、気づくのが遅れてしまったそうです。
売却・解体も含めてご検討なさっていたようですのでとりあえず応急処置をする事になりました。
まずは点検です。
安全の為、ドローンにて状況を確認します。
ドローンを使う事により、点検で屋根に登った際に劣化した屋根材を破損してしまう事が無くなります。
また、屋根の上からでは撮る事ができない上空からの写真で
今お客様宅の屋根がどのような状態なのか把握しやすくなります。
下から見ると少し浮いている様にしか見えませんが、上空から撮影するとめくれてしまっているのがはっきりとわかります。
劣化により浮き上がっていた屋根材が強風で一気にめくれ上がってしまったのだと考えられます。
屋根材の下のルーフィングは完全に飛ばされてしまっていたので雨は直接室内に入ってしまう状態です。
下地の木材は一部劣化していますので屋根材の固定状況も弱くなっていた可能性もあります。
敷地の隣は線路、近隣にも住宅がたくさんありますので飛ばされなくて良かったと一安心です。
後日、応急処置をしました。
まずは、飛ばされて無くなってしまったルーフィングを敷き詰めます。
できる限り隙間ができない様に敷きましたが残っている屋根材の下は完全には敷く事ができませんでした。
あくまで応急処置ですので雨漏りを完全には防げない事をお客様にご説明し、ご了承をいただいた上で作業続行です。
次に、めくれ上がった屋根材を元に戻します。
本来であれば板金を葺いた上に瓦棒を取り付けるのですが、今回はめくれ上がった部分を平らに葺き直し、
固定の為に上からビス固定します。
通常であればこのような固定はしませんが、とりあえずの雨風をしのぐ為の対応となります。
最後に念の為ビス穴部分に防水テープを貼って終了です。
今回は住まわれてない空き家という事で屋根の損傷に気づくのが遅れ、大きな被害となりました。
お住まいになっている住宅であれば異音や少量の雨漏り等で異常に気づくケースも、
住んでいない建物だと気づくのが遅れがちです。
ご自身の建物の被害だけならまだしも、近隣に被害を与えてしまう場合もありますので注意が必要です。
近年、空き家問題が深刻化しています。
空き家だからといって放置しないで定期的な点検をおすすめ致します。
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