2025.05.07
土浦市で空き家屋根リフォーム工事! 土浦市のみなさま、こんにちは。街の屋根やさん土浦店です。近年、全国的に「空き家再生」が注目されています☝今回は、土浦市で施工した築45年の空き家の「下屋根の部分葺き替え工事」をご紹介します☆彡古くなった屋根材の一部を撤去し、下地から補強・再施工…

かすみがうら市にお住まいのお客様から、
「2階建ての増築部分から雨漏りがするので、屋根をやり直したい」
とお問い合わせをいただきました。
雨漏りは建物の寿命を縮める大きなトラブルで、
“どの部分が原因か分からないまま工事してしまう” と再発のリスクも非常に高くなります。
お客様も
「増築してから何年も経つが、急にポタポタ落ちてきて不安になった」
と心配されており、できるだけ早く問題を解決したいとのご要望でした。
私たちはその日のうちに現地調査へ向かい、屋根の詳細な状態確認を開始しました。





増築部分にはベランダがあり、そこから屋根の状態を確認することができました。
すると…
いくつもの瓦が、本来の収まり位置からズレ落ちている状態でした。
瓦は一枚ずれただけでも雨水が回り込みやすくなり、
その隙間が雨漏りの直接原因となります。
さらに調査を進めると…
セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦含む)は
経年で表面が劣化し、
・防水性が失われる
・ひび割れが起きる
・ずれやすくなる
といった症状が現れます。
今回の屋根もまさにその状態でした。
増築部分の屋根は、既存の2階ベランダとのクリアランス(高さの余裕)がほとんどなく、
瓦屋根を施工するには無理のある寸法でした。
そのため、
・瓦が十分な角度で施工できない
・風や雨によって瓦が浮きやすい
・雨水が逆流しやすい
といった構造的な問題が起きていました。
これは雨漏りが発生しやすい“典型的な条件”です。
屋根の状態・構造の問題点・劣化状況を考慮し、お客様には
をご提案しました。
金属屋根は瓦よりも薄く、勾配が取れない増築部分でも
防水性能を確保しやすいメリットがあります。
お客様も
「これ以上雨漏りが続くのは怖いし、根本的に直したい」
とのことで、葺き替え工事をご依頼いただきました。
増築部分の屋根にはベランダがかぶさっており、
屋根材を外すためには、
まず ベランダのデッキ材(床材)を一時撤去 する必要があります。
デッキ材を外さないと屋根全体を触れないため、
まず慎重に解体を進めました。
デッキ材は後ほど元に戻すため、
・キズをつけない
・部材をなくさない
・順番を記録しながら外す
といった細かな作業が求められます。
セメント瓦を外していくと、
工事中に大きな問題が発覚しました。
本来、瓦の下には
✔ 野地板(コンパネ)
✔ 防水紙
の順で施工されます。
しかし今回の増築部分では、
なぜか 古いトタン屋根の上にセメント瓦が載せられている状態 でした。
これは非常に危険な施工方法で、
トタンは経年でサビや穴が開きやすく、
さらに瓦の釘穴から雨水がダイレクトに浸透してしまいます。
まさに今回の雨漏りは、
この不適切な施工が大きな原因だった といえます。
トタン屋根+瓦という構造は
雨漏りしないほうが珍しいくらいのリスクがあります。
瓦を固定する釘がトタンを貫通し、
その穴がそのまま雨水の入口になります。
湿気が逃げられず、野地板が腐りやすくなります。
通常あるべき“防水層”が存在しません。
お客様に写真をお見せして説明すると、
「こんな状態だったなんて全然知りませんでした…」
と驚かれていました。
今回は雨漏りを根本から防ぐため、
屋根の構造を 一度リセットして、正常な状態へ戻す 必要がありました。
サビ・穴あき・歪みが見られる部分を含め、
すべて取り外しました。
屋根の下地となる野地板を増し張りし、
強度を回復させました。
この工程は“屋根の骨組み”を整える重要な作業です。
雨漏りを防ぐ最も大切な工程です。
今回は勾配が緩かったため、
より防水性能の高いルーフィングを使用しました。
下地と防水が整ったら、
いよいよ新しい屋根材を取り付けていきます。
今回選んだ屋根材は、
薄くて軽い、高耐久の 金属屋根(ガルバリウム鋼板)。
✔ 増築部分のような勾配の少ない屋根に最適
✔ 瓦よりも軽く耐震性が上がる
✔ 雨漏りしにくい構造
✔ メンテナンス性が高い
✔ 強風にも強い
瓦では再びズレや雨漏りのリスクが出るため、
今回の選択はお客様の家に最も合う提案でした。
工事が完了したら、必ず散水検査を行います。
今回は、
・ベランダと屋根の取り合い
・瓦のあった周辺
・天井裏につながる部分
など、雨漏りが起きやすいポイントに集中的に散水しました。
結果は…
どれだけ水をかけても一滴も漏れず、
無事に工事完了となりました。
お客様からは
「これで雨の日も安心して過ごせます」
「もっと早く相談すればよかった…!」
と嬉しいお言葉をいただきました。
セメント瓦のズレ
瓦の下にトタンを施工するという不適切な工法
防水紙の欠如
ベランダと屋根の隙間不足による逆流
風雨による吹込み
ベランダ床の撤去
瓦・トタンを撤去
野地板(コンパネ)を増し張り
防水シートの全面施工
ガルバリウム鋼板で葺き替え
散水調査で最終確認
今回のように、
増築部分の屋根は構造が複雑で雨漏りが多い のが特徴です。
しかし、
原因を正しく見つけて、
正しい工事をすれば雨漏りは必ず止まります。
雨漏りは“その場しのぎの補修”では絶対に止まりません。
放置すると…
・修理費用が倍以上に膨らむ
・構造材が腐り耐震性が落ちる
・カビにより健康被害の危険も
早めのご相談が何より大切です。
かすみがうら市・土浦市・石岡市・小美玉市・行方市周辺で
「屋根の不安がある」
「雨漏りの原因が分からない」
という方は、いつでもお気軽にお問い合わせください😊
あなたの家に合った最適な修理方法をご提案いたします。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん土浦店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.